乳幼児に限ったことではないですが、人は様々な体験の中で多くの学びを得ます。
特に乳幼児にとって、遊びは成長発達に欠かせないものです。
どんな遊びも無駄なことは一切ないと考えていますが、たまには、より、成長発達を促してあげられる遊びを設定してあげたいものです。
絵の具遊び
ぺんてる エフ水彩 ラミネート入り 18色/ぺんてる/その他文具・事務用品/税抜1880円以上送料無... |
ぺんてる エフ水彩 ポリチューブ入り 12色/ぺんてる/その他文具・事務用品/税抜1880円以上送料... |
家で絵の具なんてなんてリスキーな・・・。
そう思ったのですが、先日『命名◯◯』を墨と筆で書いたんです。
習字セットを出している時に「これをチビ子がみて黙っているはずがない」と直ぐ様感じたかーちゃん。
「わーわー!!」と面倒くさくなる前に代替品『絵の具』を用意してあげることに。
(大惨事になったとしても、炭よりか水彩絵の具のほうが被害は少ない!)
絵の具の効果
絵の具遊びは、じっくり机上で行うものから、全身をカラフルに染めるくらいダイナミックな遊び方まで様々。
(時と場合によって約束事をシッカリ決めながら楽しく行ってくださいね)
遊び方が様々ということは、遊び方によって促される発達面が異なるということです。
絵の具って、本当に良い遊び道具です。
遊びにより異なると言いましたが、どんな効果があるのかをざっと書きますと・・・
- 感触による皮膚や脳への刺激
- 道具を使って描く事による手先の刺激(運動)
- 想像力
- 視覚的な刺激(色彩感覚)
もちろん上の他にも遊び方次第で異なってきますが、だいたいこんなものだと思っていいかもしれません。
(子どもの造形あそびの専門家ではないので、ザックリですがご了承ください。)
絵の具を製作の道具の1つとして利用するようになると、他にも伸びてくる面が分岐しますが、乳児は単純に絵の具そのものから得られる効果が主でしょう。
最初が肝心!
始める前に大事にしたいことは2つ。
- 絵の具へ期待感や興味を持てるように導入する。
- 約束事を決めてから行う。
「たのしそう!」「やってみたい!」という気持ちが持てるように準備し、提供していくことはとても大切です。
つまり、急に目の前に出して「やるよ!」とはじめるのは効果半減ということ。
例えば、たくさんある絵の具チューブを見せ、「なんだろう・・・」という期待感から始まり、夢中にチューブの中身をパレットに出し、「すごい!なになにー!!?」と好奇心をくすぐる。
テーブルに新聞紙を敷くなどの準備を一緒にしたり、準備をする姿をみながら、「たのしいんだよ!」「ペタペタするんだよ!」「一緒にやろうね」という声掛けにテンションMAX!!
そんな中ではじめる遊びは食いつきが全然変わってきます。
集中できる時間も伸びるでしょう。
ここで気をつけたいのはテンションMAXの中で始めないこと。
はじめる前に、ワンクッション置かないと惨事になります。
テンションに任せると「わーーーー!!!」と楽しい半面歯止めが効かなくなります。
ですから、いざはじめるぞ!と準備ができたら「今から絵の具するけれど、お約束を守ってね」と子どもが理解レベル、守れるレベルの約束事を伝えて、心を落ち着けてから始めてくださいね。
これだけで遊び方がものすごく上手になり、無駄な叱責もなくなります。
ちなみに・・・2歳3ヶ月のチビ子に守らせた約束は
- 紙はマルよ。他はバツ!!(絵の具は紙以外には書かないでね)
- 手にビチャビチャするのはバツ!手は1つの指ね。
このくらいです。
2,はわかりにくいですがこういうことです↓
チビ子が理解できるように、はじめに見本を。
1、についても、机や壁を差して「これはバツね~」と一緒に確認しました。
手のひらにベチョベチョ付けてダイナミックに遊ぶのもいいですが、今回の遊び方は「人差し指」のみ。
絵の具の「ヌメッ」とした感触を味わって欲しくて指で楽しんだのですが、大々的に遊ぶ想定で準備をしていないので・・・次回、大々的に遊べるように準備したら、手全体に絵の具を塗ってダイナミックに遊ばせようと思います(^_^;)
遊び方いろいろ
今回は初めてということでだいぶおとなしく遊びました。
(※ミニトマトパックの絵具皿にゴミ袋かぶってますw庶民的w)
シンプルに、指で。
あとは、とーちゃんが習字をしている横でやらせたので筆(マネッコしたがりなので)
『手』、『筆』以外にもいろんな遊び方ができます。
ここで一部をご紹介☆・:゚*オォヾ(o´∀`o)ノォオ*゚:・☆
- 指で描く
- 手形遊び
- 足型遊び
- 筆
- スポンジ筆(割り箸を割らず、小さく切ったスポンジを挟んで輪ゴムで固定)
- スポンジ(小さく切っても、いろんな形に切っても)
- 野菜スタンプ(水分量の少ない根菜類を切り、断面に絵の具をつける)
- 染め紙
- マーブリング
他にもいろいろアイディア次第で楽しめるのが絵の具のいいところ。
もちろん保育現場、教育現場でも大活躍です!
最後に付け足し
まず大前提なのは、子どもがやりたいと思うものを沢山やらせてあげること。
言い方を変えると、「無理強いするものからの学びの効果は少ない」ということです。
感触遊びは好き嫌いが別れる遊びです。
特に成長すればするほど。
「手が汚れるから嫌だ」
「感触が気持ちが悪い」
そう感じて嫌煙するならやる必要はありません。
耐える練習をさせるようなものですからね。
マイナスイメージの遊びは、学びではなく苦手意識を植え付けかねないので、私はおすすめしません。
まずは大人が楽しそうに遊ぶ姿を見せ、興味をむけてあげてみてくださいね。
そこから遊びに集中してきたら、楽しさを共有しながら最大限自由に思い切り熱中させてあげてみてくださいね。
最大限というのは、「ルールの中で」ということです。
楽しむためにはルールは大事。
赤ちゃんだろうと幼児だろうと、小学生だろうと、ね。
その中で、凝り固まった遊び方にとらわれずに自由な感覚で楽しめるようにサポートしたり見守れるといいですね☆・:゚*オォヾ(o´∀`o)ノォオ*゚:・☆
関連記事
こっちもどうぞ
ヤル気スイッチここです↓
更新の励みになります!