幼稚園入園を考えている方の正念場の季節がやってまいりました。
家庭という小さな社会から初めて投げ出される子どもたち。
これから幼稚園という集団の中で、様々な経験をし、たくさんのことを学んでいきます。
幼少期の経験というのは本当に大事です。
幼少期の投資こそ最も大切にしたいものです。
スポンジのようにたくさんのことを吸収する力がある子どもたちに、ぜひ、これからの血となり肉となる用な経験をさせてあげたいものです。
脱線してしまいましたが、幼少期の大切な時期を3年間(または2年間)過ごす幼稚園は納得の行く場所を選びたいですね。
・・・が、わからない。
どこにしよう。
人気がある園だから・・・A園がいいのかな。
いや、園舎がキレイだからB園かな。
どれも間違いではないですが、幼稚園選びの基準をまとめてみました。
【ポイント1】幼稚園の方針
幼稚園の保育方針はとても大切な事項です。
親の思いと幼稚園の方針とがあまりにかけ離れているのは、後々不満となってしまうかもしれません。
親が何を重視するか、子どもの姿を見ながら一度冷静に考えてみてください。
保育方針というものが幼稚園には必ずあります。
こんな子どもになってほしい。
そのために園で力を入れていますよ〜っていうやつです。
ただ、その保育方針と実態がずれていることもあります。
- 保育方針を決定した時代から現状が変わってきている
- 決めた人の想い(園長の想い)が浸透していない
- 定めた方針に現状が追いついていない
そう感じてしまう園もありました。
(現場で補助した時、働いた時に感じた経験&同業者から聞いた情報です)
方針については、是非、説明会に足を運んで感じ取って欲しいと思います。
カリキュラム等でも察することはできるかと思います。
ちなみに、気に入る方針の園に預け、『こんなこにそだててね〜!よろしく!』と丸投げするのは違います。幼稚園だけの話ではないですが、方針に納得し、共に子どもをサポートし、育てていくということをお忘れなく。
園の方針、大事ですよ(*^^*)
【まとめ】
❏方針が親の想いと合っているか・近いか
❏実際に説明会に行き、園の方向性を確認する
【ポイント2】組織
これは現場で働いている職員の方はよく感じることだと思います。
子どもへの熱い思いを持った先生方。
それを活かすも殺すも『組織』なのです。
全職員に園の方針を浸透させ、同じ方向を向いて一致団結していることが理想ですが、残念ながらすべての園がそうだとは限りません。
ココで組織がガッチリしていないと、職員がバラバラな方向を向いて、保育指針に沿わない自分の想いのみを反映させた教育になってしまう危険性があるのです。
(各先生方にとってベターな教育をしていることには間違いありませんが)
『この幼稚園の方針が気に入って入園させたのに、なんかちょっと違う・・・』と思ってしまうのは組織力・職員教育・意識統一が不足しているからだと思うのです。
(指導ができていない、園長自身がの方針を徹底できていない・定まっていない等)
私が見る限り、保育士や幼稚園教諭は子どもへの熱い気持ちを持っています。
そうじゃないとやっていけない仕事です。
そして、その熱意を日々の業務にとどまらず、園内外の研修・自己研鑚に当てて引き出しを増やし、より子どもへのベターな接し方やアプローチ方法、保育以外の専門知識をも獲得していく人も少なくありません。
その力をまとめ、各先生方のいいところを活かして園全体を高めていけるかどうか、活かせず自己流の集まりになっているかどうかは、残念ながら園長や上層部次第なのです。
これは職員同士の関係性をチラと見て判断するか、実際似通っている方が近くにいたら聞いてみるほうが良いと思います。
【まとめ】
❏園長が統率を取れているか
⇛❏園長の考えが明確か
⇛❏職員が目上の職員に敬意を払っているか
⇛❏職員同士が友好な関係か(慣れ合いではない)
【その他】指導が行き届いている・連携が取れているポイント
❏同学年のクラスの掲示物等が大体揃っている
(クラスの個性があるので全く同じ必要はない、大体足並みが揃っている)
❏物が雑然としていない
(保育がしやすく・子どもが生活しやすい環境が整っているか。これは先生の力だけではなく、指導でも正せる面なのでチェックしやすい)
【ポイント3】在園児の様子
公開保育や園見学等で子どもの姿が見れる機会があれば是非とも見ていただきたい。
それは、『この園に通ったら、こんな子どもたちに成長していくのかな』というのがわかりやすいからです。
- みんな笑顔が輝いているな
- 先生を信頼しているな
- 挨拶ができるな(年齢や時期による)
等、 いろいろ感じ取れるかと思います。
(そして、そのポイントは人それぞれですね)
一番大事にしたいなと個人的に思うのは『純粋な笑顔が溢れているか』
子どもが子供らしく笑い、イキイキとしているというのは、どの園でも統一して見れるところだと思います。
個人を尊重し、受け止めてもらい、毎日楽しく過ごせることが幼稚園の大前提だと思うのです。
勉学や体育など、特出して力を入れているところがある園でも同じです。
叱責や強要で押さえつけられて覇気がないのは以ての外です。
子どもは『楽しい』『やりたい』『もっと良くなりたい』と、意欲があって目が輝いている時こそ能力が飛躍的に伸びるのです。
【まとめ】
❏子どもらしいイキイキとした姿が見られるか(楽しそうに遊んでいる・遊びに熱中している等)
❏園に我が子を預けたイメージと在園児のイメージが近いか(あくまでも理想です。過度な期待はいけません。)
※チェック項目を具体的に設定すると意味を履き違えそうなのでザックリ書きました。
例えば、子どもが隅の方で俯いているのを『覇気がない』『先生が放置している』とチェックを付ける。これは正しいとはいえませんね。
前後になにかがあり、クールダウンしているのかもしれません。
先生は遠くから見守り、そばは離れても心は離さない様にしているのかもしれません。
いろんなケースがあるので、特に子どもの姿に関してはチェックリスト化は難しいです。
【ポイント4】ライフスタイルに合うか
ココも外せないポイントですね。
- 通わせやすい立地か
- 園バスの有無
- 給食の有無
- 預かり保育の有無
- 父母会・保護者会などの親の出番
各々希望はあるかと思います。
優先順位も違うでしょう。
働いているので家に近い園がいい。
または、駅に近い園がいい。
遠くても園バスがあるなら許容範囲。
預かり保育が何時までやっているか、預けやすいシステムが整っているか。
あげたらキリがないですが、3年保育なら3年間 、兄弟がいたらそれ以上の期間お付き合いしていく幼稚園です。
『遠いけれど、公共交通機関を乗り継いででも通わせたい!』
もちろん構いません。
優先順位は人それぞれです。
ですが、熱心になりすぎてガス欠を起こさないように気をつけてくださいね。
いいバランス・落とし所を考えて決められるといいですね。
また、園によっては親の出番や作り物等が多いところもあります。
せっかくだから幼稚園ライフを親も楽しみたい!と思うか、面倒くさいと思うかもそれぞれ。
目が回る思いをしている方の話もよく聞きます・・・これも重要なポイントですね。
【まとめ】
❏立地
❏幼稚園バスの有無
❏給食の有無
❏預かり保育の有無・金額
❏費用
❏親の出番
❏その他重視したい点(預かり保育後のバス送迎などのオプション)
【かーちゃんの場合】
最低限、ここだけは譲れない!という項目を考えました。
- チビ子には、思い切り体を動かして遊んでほしい。
- 何かに熱中する経験を沢山積んで欲しい。
- 個性を受け入れてもらい、チビ子も友達の個性を認められるのびのびとした環境で育ってほしい。←一番難しい
- 次女含め、5年間通わせるのに困難で立地・条件
いろんな経験を積める『お勉強』を重視した園に惹かれるのですが、子どもは夢中になったらなんでもできる力は備わっているはず。
興味を持ったら習い事をと思っているので、専門の講師を雇い、教えてもらえるような園であるかどうかは重要視しないように主人と話しました。(惹かれるんだけどね)
とりあえず、この『譲れない!』項目を頭に残しながら、幼稚園選びを1ヶ月集中でしていきたいと思います。
【終わりに】
幼稚園は良く言えば個性が、悪く言えば昔からある悪習があったり、独特な空間であったりするので、チェックリスト化することはナンセンスかなと思いました。
が、出来る限り、シェックしやすいように無理やりリストを作成。
主人と迷走しないよう、我が家の『幼稚園選びの基準』をつくり、ベターなところを選んでいきたいと思います。
よろしかったら参考にしてみてくださいね。
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