長女が『上腕骨顆上骨折』をしました。
上腕骨顆上骨折は主に3~8歳の小児に生じる骨折で、(中略)受傷原因は、90%以上が転落や転倒の際に肘を伸ばして手をついて受傷しています。
小児上腕骨顆上骨折|一般社団法人 日本骨折治療学会 骨折の解説より
『上腕骨顆上骨折』とは、肘の上側の骨折です。
小児の骨折で最も多い骨折らしいです。
どんな治療をするの?
完治までどのくらい??
長女(中等度)の骨折の治療と経過のリアルを数回に分けて記録します。
骨折をするまで
公園のアスレチックで遊んでいた際、高さ50センチ程度の平均台から転落。
手をついて着地したが、着地した場所が斜面だったので、他のアスレチックに衝突しながら1メートルほど滑り落ちました。
骨折の原因
やや高いところから落ち、手をついたことが原因だと思われます。
理由は、『上腕骨顆上骨折』であった為。
『上腕骨顆上骨折』は肘を伸ばした状態で強い力がかかった為に起きることがほとんどだそうです。
手をついて着地しただけではなく、アスレチックに衝突しながら転落したので、原因は定かではありません。
症状
転落後すぐに泣くが、どこが痛いか訴えられません。
なだめても落ち着かず、激しく泣いていました。
転倒から3分ほど経ってから、投げかけに答えられるまで落ち着きました。
歩くことができ、手もグーパーできる。
しかし、右の肘あたりが痛い様で、肩は動かせるが肘は激痛により曲げられない・・。
目立った外傷なし。
赤みも腫れもなかったが、15分後くらいから肘と力こぶの間あたりが腫れ始めました。
腫れ始めて5分後にはピンポン球の様にぷっくりと隆起してきました。
治療
レントゲンで症状を見て『上腕骨顆上骨折』と診断が降りました。
長女はズレが小さかった為、腕を引っ張って骨を正しい位置に修正します。
鎮静剤を打ち、ウトウトさせて、痛みを感じない状態になってから骨を引っ張ります。
骨のが完全に分断されて前後に飛び出たり神経や血管を圧迫している場合は、切開したり鋼線を入れての治療となるそうです。この場合は全身麻酔らしいです。
骨を正しい位置に戻した後はギプスで固定されます。
ギプスは怪我の程度や回復の度合いによるそうですが、1ヶ月程度装着している必要があるそうです。
治療時の詳しい様子は前記事に↓
治療後
ギプスで固定されて、治療は完了です。
しかし、すぐには帰れません。
鎮静剤は痛みを感じなくさせるだけではなく、身体の機能を鈍くさせる効果もあるそうです。
なので、胃に物が入っていたら嘔吐して窒息の危険もあるし、鎮静剤の効果が残っていると呼吸等の不調が現れることも・・・。
鎮静剤の効果がほぼなくなり、医師からのOKが出るまでは入院することになります。
鎮静剤の効果がなくなるまでは個人差が大きいので、2時間後かもしれないし半日後かもしれないとのことです。
ちなみに我が子は早かったパターンで、治療後3時間弱で退院しました。
場所見知りをせず、どこでも生きていけそうな長女ですが、いつもと異なる雰囲気や痛い鎮静剤の注射のショックなどで覚醒が進むにつれ「早く帰りたい」とギャン泣きしました。
終わりに
切開をしたり鋼線やボルトを入れない程度の骨折は日帰りというイメージだったのでびっくりしました。
骨折の中でもよくある上腕骨顆上骨折。
なめたらいけませんね・・・。
今後、通院や治癒までの経過、治癒までの生活についても記録していく予定です。
温かく見守っていただきましたら幸いです。
また、悲しくも上腕骨顆上骨折になってしまった方やお子様をお持ちの方の参考になりましたら幸いです。
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