私が愛してやまない生麩。
はて、生麩とは??
まだまだ知らない人がいるようなのですが、知らないなんてもったいない!!
生麩とは?
生麩(なまふ)は、鎌倉時代末期に精進料理の一食材として用いられたと伝えられており、肉食を禁じられていた禅僧にとっては、貴重なタンパク源として食されておりました。 生麩料理は、低カロリーで消化吸収の良い健康食品でもあります。主原材料は「小麦グルテン(小麦粉と水を混ぜ合わせ、でん粉を分離させ残ったタンパク)」と「もち粉」となっております。作り方はシンプルですが、そこに見えない職人の技が込められています。
(半世紀以上にも渡って生麩を作り続けてきた志場商店のページから)
生麩は生物で日持ちがしないのですが、何にでも会うくせのない味に独特のモチモチ感が人気のヒミツ。
お吸い物や煮物、田楽などはもちろん、スイーツとしても人気が高いです。
最近ではヘルシーフードとしても人気を集めています。
つまり、生麩ってなに?
小麦粉のデンプンを洗い流して、残ったグルテンをもち米等を混ぜ捏ね、茹でたり蒸したりしたもの。
『デンプンが大量に含まれた小麦粉を手間と時間を大いにかけて洗い流し、グルテンだけを取り出して作られた超高級なたべもの』といえば、わかりやすいでしょうか?
小麦粉に含まれるグルテンという成分を取り出すために、手間隙かかるんです。
たくさんの小麦粉を使ってもちょっとしか取れないんです。
なんて寂しい・・・。
というかもったいない・・・。
乾燥されてスーパーで売られている『麩』とは別物
生麩独特のなんとも言えない食感とは全く別物の『麩』
あれは焼き麩です。
膨張剤を加え、焼いて乾燥させた別物です。
生麩ってどんなお味?
味はね、味付けによって変わりますw
だって、元は小麦、グルテンですからね。
じゃあなんでゴリ押ししているかといいますと・・・食感!!
最大の美味しさはモチモチとした、でも、持ちとはちょっと異なる、ツルンとした食感であります。
餅のようなずっしり感はないけれど、歯にくっつくような粘る感じは全く無いけれど、でも、モチモチとなんとも言えない弾力が病みつきになります。
食べたことがない人は
「なんとも言えない不思議食感!!これは美味しすぎる!!」と思うでしょう。
・・・というか、初めて食べた時そう思いました。
きっとね、寿甘(すあま)や、ゆべしが好きな人はこの触感が忘れられなくなるでしょう。
高級品?手作りすればいいじゃない
というのがかーちゃん流。
これをクリックした方、していないけれど何となく想像がついている方・・・はい、私、家に2人の乳児を抱えておりまして。
・・・ちぇ。
こんなに手間隙かかるお菓子は今は無理っすね。
裏技が使えないか、今度試行錯誤してみますが・・・。
(米粉パンを作る時に使う「オーサワ 地粉グルテン粉 」という製品から出来ないかなと。コレならグルテンを取り出す手間が省けるかな・・・)
失敗のない取り寄せができるお店
購入してみたらポソポソで・・・というものだったら悲しい事この上ないです。
最近の購入ではないのですが、以前購入したことがあるものでオススメできるものは以下の商品です。
いろいろな店舗に手を出しているわけではないので、紹介が2店舗に限られていることをお許し下さい。
リーズナブルに重きをおくなら『ゆば甚』
商品ラインナップの多さなら『志場商店』(京都ブランド)
本題の生麩
京都土産で一押しなのが生麩饅頭と阿闍梨餅(支店は関東にも有)、ド定番なら生八ツ橋とか?他にも素敵なものはいっぱいありますが、それはまた今度・・。
久しぶりにいただきました。
生麩饅頭です。
もっちり、むっちりとしているけれど、餅では味わえない歯切れの良さとぷるんとした感じがたまりません。
どぎつくない甘さのお菓子、苦目のお茶と一緒にゆっくりと楽しみたいものです。
生麩饅頭より好物なのが手毬麩
高級おせちとかでもよく目にします。
これが入ったお雑煮は、なんとも華やかで高級感がまします。
何より、モチモチ感が美味くて。
(生麩饅頭とは印象が変わりますが、コチラも負けじと超美味!もちもち!)
高級料理店だけではなく、家で楽しめる贅沢。
大切な人と特別な気分が味わえる手毬麩入りのお食事、これは本当におすすめです。
頂いたことのない方は、ぜひ、『生麩』の美味しさを堪能してみてください。
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