体に良いとされる玄米。
体にいいからってただ単に摂取するのは危険だって知っていましたか?
今回は玄米の基礎知識について私の分かる範囲で載せていきます。
玄米の基礎知識
今回は以下の項目について簡単に説明していきます。
- 玄米のメリット
- 玄米のデメリット
- 玄米の毒(最重要)
- 身体と舌に美味しい炊き方(重要)
玄米のメリット
- 白米に比べ、栄養が豊富に含まれている
- 老廃物や農薬、食品添加物、有害金属、放射性物質などを排出する強力な解毒作用がある
豊富な栄養素
とりあえす、どーん!!↓
食品名 | 玄米 | 精白米 |
---|---|---|
エネルギー | 350kcal | 356kcal |
たんぱく質 | 6.8g | 6.1g |
脂質 | 2.7g | 0.9g |
炭水化物 | 73.8g | 77.1g |
ナトリウム | 1mg | 1mg |
カリウム | 230mg | 88mg |
カルシウム | 9mg | 5mg |
マグネシウム | 110mg | 23mg |
リン | 290mg | 94mg |
鉄 | 2.1mg | 0.8mg |
亜鉛 | 1.8mg | 1.4mg |
銅 | 0.27mg | 0.22mg |
マンガン | 2.05mg | 0.80mg |
β-カロテン当量 | 1mcg | 0 |
ビタミンD | (0) | (0) |
ビタミンE | 1.4mg | 0.1mg |
ビタミンK | (0) | 0 |
ビタミンB1 | 0.41mg | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.04mg | 0.02mg |
ナイアシン | 6.3mg | 1.2mg |
ビタミンB12 | (0) | (0) |
葉酸 | 27mcg | 12mcg |
パントテン酸 | 1.36mg | 0.66mg |
ビタミンC | (0) | (0) |
食物繊維 | 3.0g | 0.5g |
ウィキペディアより
はい、これを見ても白米よりか色々入っているなーとしかわかりませんね。
一部解説していきます。
マグネシウム・・・新陳代謝を調節したり、細胞内外のカリウムとナトリウムのバランスの調節をしたり 、カルシウムの骨からの溶出を防ぐなど。不足すると心臓疾患、筋肉痛やけいれんなどが起きることも。
ビタミンE・・・抗酸化作用、つまり体を活性酸素の害から守る働きがあります。美容に有効なのはもちろん、動脈硬化を予防し、心疾患、脳卒中などの生活習慣病を防ぐ効果も期待されています。
ビタミンB1・・・糖質をエネルギーに変える働きがあり、特に脳の働きにはこの栄養素がかかせません。不足すると疲れやすくなります。
ビタミンB2・・・糖質・脂質・タンパク質からのエネルギーの生成に関わります。。不足すると口内炎や口角炎、舌炎ができやすくなり、目の充血、肌荒れや髪の毛が傷む原因になります。特に成長期の子さんや体をよく動かす人はより多く摂取してもらいたいビタミンです。
つまり、美容、ダイエット、疲労感改善などに効果がある栄養素が白米より多く含まれています。
また、日本人に不足しがちだと言われている亜鉛やマグネシウム、カルシウム、鉄、葉酸などがバランスよく含まれています。
栄養素とは、一つだけ過剰にとっても効果はなく、いろんな栄養素をまんべんなく摂取することで初めて効果を発揮するので、オールマイティーに摂取することって大事なんですよ。
普段精製され、捨てられていたお米の周りの部分って、実は結構すごかったんですね!
捨てちゃうなんてもったいない。
強力な解毒作用
私が玄米食にしようと思ったきっかけがコレです。
一昔前からデトックスは超有名になり、今や当たり前の用語になりましたね。
マッサージ等外から行う方法もありますが、前回の日記でも述べたとおり、食事が日々の身体が作っているんです。
日々の習慣として摂取するものでデトックスしていくのが効果的な気がしません?と,思うんです。
玄米には先程の栄養素でもわかるように食物繊維が豊富に含まれています。
さらに、フィチンというものは体内でフィチン酸に変化し、食物繊維の超サイヤ人バージョンというか、食物繊維の強力版というか・・・超強力な解毒をしてくれるのです。
食物繊維は体内の老廃物を排出するはたらきがあるのはもう有名になりましたが、フィチン酸は体内に染みこんでしまった水銀、鉛などの有害金属や放射能物質と結合し、排出するはたらきがあるといわれています。 かつて日本に原爆が投下された時も味噌汁と玄米は注目されたのも知る人も知る有名な話ですね。
加えると、現代はどの食品にも添加物、農薬が含まれており、気をつけていても全て排除するのは不可能に等しいです。こういった化学物質の排出にも効果があるそうです。
食物繊維=老廃物を出す=美容にも身体にも良い
コレに加え、
フィチン=強力な解毒作用=美容、身体に良く、今まで溜め込んだ有毒物質のデトックス
ということですね。
ちょっと難しい話かもしれませんが、玄米のフィチンって有害じゃないの? となんとなく知識を持っている方は読んでください。
フィチン酸は不完全な状態であり、ミネラルと強く結合しようとするので、体外へ排出されるときにミネラル4つと結合します。
玄米はフィチン酸じゃなくてフィチンです。ミネラルは欠乏しません。
この例はどこかから得たのですが、出先を覚えていなくてお伝え出来ませんが・・・。
詳しく知りたい方は調べてみてください。
玄米のデメリット
- 発芽抑制因子の細胞毒性
- 消化に悪い
- 生きた玄米を使わないとただの毒物
発芽抑制因子の細胞毒性
ミトコンドリアというのを知っているでしょうか。
人間の身体を作っている細胞の中にはミトコンドリアというものがあり、食べ物をエネルギーを作ってくれます。
玄米など、植物の種に含まれている発芽抑制因子(アブシジン酸)はミトコンドリアを傷つけてしまうらしく、傷つくとエネルギーがうまく作れなくなってしまいます。
結果、エネルギー不足や代謝に影響が出て疲れやすくなったり精神的にもネガティブ(鬱、気力の低下など)になったり、様々なところで影響がでてくるそうです。
コレが一番のデメリットです。
このことを知らずに「体にいいから」と玄米を食べてしまうのはあまりにも危険です。
この毒(発芽抑制因子)を抑制しないと玄米食のメリットがうまく働かず、体調が悪くなる一方なので気をつけてください。
抑制方法は後半に載せますので参考にしてください。
消化に悪い
玄米で懸念されているのが消化不良がまず上げられるかと思います。
これは、白米の周りに覆われている硬い殻(セルロース)が原因で、これをうまく処理しないことによって消化不良の原因を引き起こします。
さらに、栄養豊富な殻の部分をうまく処理できないと、栄養成分が出てこれず、せっかくの玄米のメリットをひとつも生かし切れず、デメリットのみが残ってしまいます。
うまく玄米を炊くことができれば、セルロースがちゃんと軟化し、このデメリットは解消されます。
炊き方は後ほど載せますのでそちらを参考にしてくださいね。
生きた玄米を使わないとただの毒物
ちょっと話を戻しますよ。
身体にとって毒な発芽抑制因子(アブシジン酸)は植物性ホルモンの一種です。
(参考 → 発芽モード玄米調理には天日干しの生きている玄米を カタログ2011年5月4週号)
お気づきの方、いらっしゃるでしょうか・・・。
試乗に出回っている発芽玄米。
発芽状態だから安全?
もう一つ大事なこと。
玄米を選ぶポイント
- 生きた玄米を選ぶ
- 無農薬・産地(or放射能検査)されたものを選ぶ
一生懸命お米を作っている農家さんを侮辱するために書いているわけではありませんが『スーパー等で売っている玄米はほとんど発芽しない=死んだ毒玄米』です。
これは実際試しました。
といってもスーパーで買いあさった4種類ですが。
私が試した4種類の銘柄だけだと祈りたいですが、何気なく手にとった銘柄全てとなると、100%と言わないまでも8割は死んだ玄米ではないかと思うわけですよ。
発芽しないということは、「水に浸して発芽状態=不活化」出来ないわけですから、いくら浸しても毒がそのまま残ってしまいます。
高温=乾煎りすれば毒を死活化できるのですが、乾煎りってパサパサになるので美味しくないです。
玄米は生きている玄米を使う。これは玄米食をやるのに必須です!
後は無農薬・産地や放射能検査されたものを選ぶ。
これは白米以上に気をつけてください。
残留農薬・放射能などは特に籾(もみ)や米糠(こめぬか)に溜まりやすいからです。
白米は精製されるので、もみや米ぬかに溜まった農薬は無関係です。(白米に残留されたものは取れませんが)
玄米は栄養だけでなく農薬や放射性物質も沢山含んでしまうので、気を使ってくださいね!!
ちなみに、私が試した失敗した玄米(スーパーの4種類・ネット購入のもの)は載せることは控えますが(批判が怖いだけ)、私が試してよかったもの(発芽したもの、美味しかったもの)を紹介しておきます。
失敗して無駄になったお金も、良い経験になったということで報われるかしら・・・(泣)
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このお米は玄米の管理も丁寧ですので、変な混入物もありません。
玄米を専門として行っていないところは、結構混入物があるみたいです。
虫や動物の分が混入されていたら嫌ですもの・・・。
身体と舌に美味しい炊き方
これで最後の項目です。
何度も書いてきましたが、玄米を炊く前に大事なことをおさらい。
- 発芽率ほぼ100%の玄米をを使用する
- 正しい炊き方をする(発芽させて炊く)
では、早速炊きましょう!!
1,玄米を優しくざっと洗う(ゴシゴシしすぎはNG)
2,お風呂くらいのぬるま湯(40度位)に6時間程つける
又は、水に一日つける
3,水を捨て、新しい水をいれる
4,米を炊く
圧力鍋や土鍋が一般的ですが、炊飯器でも。
玄米モードがあるものもあるようですね。
ポイントは2を守ってしっかり発芽させ、3を守ることです。
これをやれば完璧!!
ざっと玄米について語りましたが、文章を起こすのに時間がかかってしまいました・・・。
少しでも皆様の健康のお役に立てますように。